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News- 高知のニュース

“もう戻れない” 働き方改革で役所が一変!「県庁じゃないみたい」ペーパーレスにフリー席も【高知】

野村舞アナウンサー:
築およそ60年の高知県庁、少し“昭和”風ですが先週からこのように近代的なオフィスに生まれ変わったんです

県庁は「場所や紙にとらわれない働き方」をテーマに働き方改革を進めています。
このほど「産業デジタル化推進課」「工業振興課」「雇用労働政策課」の3つの課をモデルに約2500万円をかけフロアのレイアウトを変更。席を固定させないフリーアドレスを導入しました。

県産材を使った共有デスクにはパソコンのディスプレイのみが設置されていて、職員はそれぞれ自分のモバイルPCをつなげて好きな席で仕事をします。

雇用労働政策課:
運用ルールとして前日とはひとつでもいいから違う席に座る

管理職も一般職も毎日シャッフルされるのでコミュニケーションが円滑になったという声もありました。

さらに普通のオフィスにあるはずの固定電話がありません。3つの課の56人の職員全員に外線はもちろん内線の機能のついたスマートフォンを持たせました。

また、県庁は膨大な資料を保管するファイルが書棚一面に並ぶなど、紙の資料が多い印象がありますが、モデルとなった3つの課は資料のデータ化などを進め、紙の保管資料を44%削減。電子決済を原則としペーパーレス化を徹底しました。

さらに。

野村舞アナウンサー:
今こちらでは話し合いが行われていますが、完全な防音なのでここまで近づいても声は聞こえません

周りに聞かれたくない面談やWEB会議ができる防音の個室や、防音仕様の壁で仕切られた打合せスペース。さらに1人で集中して作業を進めることができる「業務集中席」もあります。ネットワークを無線化しているので、パソコンを持ち寄り立って打合せをする機会も増えたそうです。

課を訪れた人は「なんか県庁じゃないみたい。オシャレになったなぁと思った」と話していました。

産業デジタル化推進課:
コミュニケーションがすごく取りやすいので、話がうまく進む感覚がある

産業デジタル化推進課:
紙の書類は本当にメチャクチャ多くて。書棚自体が半減するということで、本当にできるのかと思っていたが、やってみると意外とできた。やった後、あの時代に戻れるかというと既に戻れなくなっている

将来的に、限られた県職員で複雑化・多様化する課題に向き合うことを想定した働き方改革。今後、効果を検証し別の部署での導入を検討していきます。

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