「世界一」のバーテンダーが考案 ”緑色のカクテル”で高知をアピール 老舗ホテルとコラボ【高知】
2023年6月26日(月) PM7時16分
グラスの中でゆらめく3種類のグリーンのカクテル。25日、高知市のホテル・三翠園で行われた発表会でお披露目されました。考案したのは高知市出身で、現在は東京・銀座のバーで店長を務めるバーテンダー高橋直美さんです。
2013年のチェコでの世界大会で優勝した腕を見込み三翠園が「高知をアピールできるカクテルを」と制作を依頼しました。高橋さんがおよそ3カ月かけ考案。高知の気候を考え、甘すぎずさっぱりした飲み口に仕上げました。
土佐酒とユズ果汁などを合わせたカクテルは…『ヴェール・ロワイヤル』
参加した女性
「ごくり…さわやかです」
「ユズの果汁がすっきりしていてすごく飲みやすくておいしい」
グラスに飾られた三翠園のマークが目を引くこちらは、意外な味わいが…
『エメラルド・グローリー』
参加者反応
「ごくり…あ、山椒」
ライムやミントも入っていて香りのよさが参加者に好評でした。
さらにシェーカーから出てきたこちらのカクテルの名前は美しい自然を意味する『紫翠』。三翠園の名前の由来となった筆山・鏡川・庭園の緑を表現し、抹茶のリキュールや高知のショウガなどを取り合わせました。
参加した男性
「こういったショートグラスのタイプはけっこうキツく感じるが、色のとおり柔らかでまろやかで特に今、説明を聞いたあとなので思いがこもっている感じがしてストーリーがあると感じた」
およそ40年前から高知を代表するカクテルを作りたかったと話す三翠園の中澤社長は…
三翠園中澤清一社長
「三翠園イコール緑(翠)色まではお願いしていなかったが、想像以上のものを作っていただいて心から感謝している」
高橋直美さん
「三翠園という大きな旅館のテーマとなるカクテルを任命いただいた。非常に光栄な話でした。絶対皆さんに喜んでいただけるカクテルを作らないとと思って考えてお作りさせていただいた」
これらのカクテルは従業員が作り方を覚え、今年中に提供を始める予定で、将来的には三翠園以外の県内のバーにもレシピを普及させたいとしています。