老朽化でプールが使えない!高知市の中学生が校外のプールで水泳の授業スタート【高知】
2023年6月22日(木) PM6時20分
高知市の朝倉中学校のプールは36年前に設置。2022年の検査でプールの壁面がたわんでいて基礎部分に亀裂が見つかり、使用するのは危険だと判断されました。このため高知市教育委員会は、水泳の授業を行うために高知市大原町にある市営の総合体育館プールを使用することを決めました。初日のきょう22日は、2年生が片道20分かけてバスとタクシーで移動し50分の授業を受けました。
朝倉中学校 武田和久 校長
「移動の時間も含みますので最低1クラス2時間かかってしまいますので、授業実施数の確保でいろいろと検討して計画を立てています」
市営のプールは一般の利用者がいるため授業に使えるのは貸し切りにできる木曜日の午前中のみ。これまでに比べてプールで泳げる時間は4分の1程度に減りますが教室の授業で補うということです。
高知市には市立の小中学校59校で61個のプールがありますが、6割以上が築30年以上と老朽化が問題となっています。2022年、一斉検査を行った結果使用不可と判定されたのは朝倉中の1校だけでしたが、十津小、城西中、南海中の3校で修繕が必要とされています。