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News- 高知のニュース

南国市に新・醸造所…自家製ホップでこだわりのクラフトビール 『高知でビールが作りたいと移住』【高知】

矢野愛優 記者
「南国市に来ています。こちらの建物、一見工場のように見えるが中はおしゃれな空間になっている」
夫婦
「いらっしゃいませ」

高知県南国市国分。簡易郵便局の目の前にあるのが、2023年4月にオープンしたクラフトビールの醸造所「WayfarerBrewingCompany」です。生ビールや缶ビールなど常時5種類を提供・販売しています。

ビールの製造から販売まで手がけるのは、オーストラリア出身のボイド・マットさん40歳と妻の由貴さん42歳です。大学時代にはクラフトビールの製造過程を研究するほど根っからの「ビール好き」なマットさん。日本でのワーキングホリデー中にビール好きの由貴さんに出会い意気投合。13年前に日本に移住し千葉で英語の講師として働いていましたが、由貴さんの故郷、高知でビールを作りたいと2021年南国市に移住しました。

電機店の倉庫の一角を借り、今年(2023年)に入って、由貴さんが独学で店を改装。2023年4月、ようやくオープンにこぎつけました。そんな2人が作るクラフトビール。ある「こだわり」があります。
マットさん
「こちらになります」
駐車場の横にある畑で育てているのは「ホップ」。ビールの原材料のひとつで、一般的にはヨーロッパやアメリカ産が流通していますが、無農薬でフレッシュなホップを高知で作りたいと一念発起。現在、南国市内2カ所でホップを栽培しています。台風や猛暑などを乗り越え去年9月には8種類のホップを収穫することができました。そんな自家製のフレッシュホップとドイツ産の麦芽を使用した新作ビールがこちら!

矢野愛優 記者
「まずクリーミーな泡の甘み。あまり苦くないので軽めに飲めてスッキリとした味わい」

店が開くのは週に3日のみ。営業日には毎日買いに来る常連客もいます。
南国市からの常連
「大ファンです。ホップの味が全く他のビールと違う。自分のところでホップまで作ってやられたらすごい」
高知市から・5回目
「僕はこの4番がオススメ。濁っていて濃い、僕は濃いのが好きで」

オープンから2カ月足らず。2人は気軽にビールを楽しんで欲しいと話します。
ボイド由貴さん
「Wayfarerって旅人という意味。旅に来た時にふっと感動するような、日常の中の豊かな時間を作ってくださるような提案ができたらいいなと」
マットさん
「もっともっと色んな人に、面白いビールを飲ませてあげたい」

店の営業時間は、金曜から日曜の午前11時から午後6時まで。缶ビールはインターネットでも購入できます。

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