GW直前!牧野植物園は花盛り あす29日から無料シャトルバスも運行【高知】
2023年4月28日(金) PM6時10分
高知県高知市の県立牧野植物園の正門を入ると漂ってくる甘い香り。
出迎えてくれたのは、星形の可愛らしい花を咲かせる「サカキカズラ」です。約3000種類の植物を栽培、展示している牧野植物園。ゴールデンウィークへ向けお客さんを迎える準備は万端です。
こちらは「タカネバラ」。実は四国では、標高が1400メートルを超えないと咲かない高山植物です。植物園が栽培方法を駆使して咲かせたまさに「高嶺の花」です。
紫色の花をつけ、見上げるほど大きく育つ「トビカズラ」ですが、決して太い幹を持っている訳ではありません。他の木に絡みつくことで上へ上へと成長していく、つる性の大型植物です。
ではここで、植物園の西村さんに一番のおすすめを紹介してもらいましょう。
牧野植物園 西村佳明さん
「こちらがケシになります」
みなさん、「ケシ」の花見たことありますか?
牧野植物園 西村佳明さん
「(麻薬の)アヘンが取れるので、国から特別な許可を得ないと栽培できない。国内でもケシが見られるところはすごく限られる。『一日花』といって花の寿命が短くて、昼を過ぎると花が散ってしまうので、午前中がおすすめ」
来園者はー
「時々植物園に来るが、(ケシの)花が咲いているのを初めて見た。大きいしね」
「花は赤いと思っていた。ねぇ、真っ白で」
そしてこちらは、地面すれすれに咲く「サカワサイシン」。牧野博士が佐川町で発見し、命名しました。
こちらも博士が名前をつけた「カマヤマショウブ」。鮮やかな青紫色が印象的なアヤメの仲間です。
牧野植物園 西村佳明さん
「花の色や花の姿であったり、育ち方もいろいろ違うので、細かい所を見ながら観察して欲しい」
今年のゴールデンウィーク、植物園では朝ドラ効果もあり、例年の1.5倍の来園者を見込んでいます。渋滞が予想されるため、4月29日から5月6日まで、高知新港に臨時の駐車場を設置し、無料のシャトルバスを運行します。詳しくは高知新港臨時駐車場の特設サイトをご覧ください。