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News- 高知のニュース

技研製作所でマスクなし入社式 「伸び伸び活躍を」【高知】

高知市の企業では3年ぶりにマスクを外した入社式が行われ新入社員が熱い決意を語りました。

高知市の建設機械メーカー・技研製作所には今年度、県出身者26人を含む31人の新入社員が入社しました。コロナの感染状況が落ち着いてきたことなどから入社式は3年ぶりにマスクを外して行なわれました。

技研製作所・森部 慎之助社長
「コロナと向き合って学生生活を送ってこられた。いま大きく変わろうとしている社会や経済に違和感なく対応できる実力を身に付けてこられたと確信している。伸び伸びと活躍してもらいたい」

防災に力を入れている技研製作所。その主力製品が堤防や防潮堤などの補強に使われるサイレントパイラーです。油圧の「くい打ち機」で振動や騒音が少なく狭い場所でも工事が可能。40以上の国や地域で使われています。

新入社員・近森 まいさん(22)
「科学に裏打ちされた技術で人々の命や生活、歴史、財産を守ることは私たちの使命。飽くなき探求心と強い意志を持ち、経験を成果に変える所存です」

近い将来、南海トラフ地震が起こるとされる高知県。防災の一翼を担っていく新入社員たちは真剣な表情で式に臨んでいました。

四万十町出身・山中 龍雄さん(18)
「夢は防災インフラ。自分と仲間の力で何か一つやりとげたい。沿岸地域出身なので津波や地震で亡くなる方を一人でも減らしたい」
香南市出身・近森 まいさん(22)
「地元を守る、地元に貢献できる一番近い存在でいられると思って入社を決めた。粘り強く頑張る力は確実にコロナ禍のおかげでついた部分もあるので、これからも伸ばしていきたい」

新入社員は来月中旬から県の内外の事業所に配属されます。世界に誇る技術を活用しながらそれぞれの場所で奮闘が始まります。