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News- 高知のニュース

天狗高原「遊歩道を撤去して」地元の有志団体が知事に要望「希少植物の生息地を毀損した」【高知】

知事室を訪れたのは高知県津野町の有志でつくる団体の熊田光男代表ら3人です。

熊田光男代表
「県が天狗高原の草原に整備した『自然探勝道路』は希少植物の生息地を毀損しただけでなくこれまで守ってきた景観を台無しにするなど天狗高原の観光の発展にはマイナスの影響が大きい」

高知県は四国カルスト県立自然公園内の再整備を進める中で、バリアフリー化などを目的に遊歩道の改修工事を去年9月までに終えています。

こちらが舗装前の2018年の写真です。

そしてこちらが舗装後で、幅2メートルのアスファルトの道路が1.4キロにわたり草原を貫いています。

団体はこれに対し草原の景観が大きく損なわれたと指摘。改修工事には気づいていたもののこのような形になるとは知らされていなかったといいます。またヒメユリやササユリといった絶滅危惧種の植物の自生地が遊歩道で一部塞がれたとも主張しています。

知事に提出した要望書では遊歩道の撤去のほか、希少な植物の保護への取り組みなどを求めています。

浜田知事
「1年ほどの時間をかけるという前提で、津野町と一緒になっていただいた要望も踏まえながら、県・町として自然保護の問題に関してどういった形で対応していくべきかという点につきましていろんな調査・検討作業をさせていただきたい」

団体は今後も県や津野町との協議を進めたいとしています。

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