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News- 高知のニュース

山間に響く祭りの音「伝統を途絶えさせない」3年ぶり「秋葉まつり」 勇壮な鳥毛ひねりも【高知】

晴天に恵まれた11日、高知県仁淀川町で230年以上の歴史を誇る「秋葉まつり」が行われました。コロナの影響でこの2年間は神事のみでしたが、今年は観覧を町民に制限する形で3年ぶりに太刀踊りなどの奉納行事を行いました。

秋葉神社祭礼 練り保存会 片岡和彦会長
「2年休むとほんとにそれぞれの裏方も表に出る役者も子どもたちも色々な仕草を忘れてますので、今日はほんとにみんな安全にやり遂げて次につなげる礎にしないといけない」

火の神様「火産霊命」を乗せた神輿を先頭におよそ230人が岩屋神社から秋葉神社までの山道を練り歩きます。コミカルな動きで見物客を沸かせていたのは、油売りと言われる商人。火災から守ってくれるお守りを売っています。

まつり最大の見どころがおよそ7メートルの毛槍を投げ合う「鳥毛ひねり」。こちらは今回初めて花形の鳥毛役に挑む中田英明さん28歳です。現在は高知市在住ですが、生まれは仁淀川町で子どもの頃から祭りに参加してきました。鳥毛役の先輩から「次は頼んだぞ」と跡を託され、1月から週末の休みごとに故郷に戻って練習を重ねてきました。いざ本番です。

見事、受け止め観衆の期待に応えました。

初めて鳥毛ひねりを担当
「やっぱり人がいっぱいたら緊張します。でも、いい鳥毛を見せられる様に頑張らないといけない。楽しいお祭りなんでこれからも続いていって欲しい。そのためにも自分も頑張ってやりたい」

地元から
「お祭りが帰ってきた。まだまだ以前の様な形には戻ってない気がするけどこれがきっかけで通常の形に戻って山間部がにぎわいを取り戻してくれたら」

地元から
「やっぱり地域で触れ合ったり、会えない人と会えて本当にいいお祭りです。ありがたい」

3年ぶりの祭りに参加した人も、見届けた人も、途絶えさせたくない故郷の伝統の重みを実感したようでした。

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