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News- 高知のニュース

深海の珍クラゲ、見た目はウサギ!?高知・室戸沖で発見、茨城・大洗水族館で展示

ウサギの顔のような形をしたピンク色の生き物。先端からは白い糸が。

この生物は「コトクラゲ」と呼ばれ、楽器の「竪琴」に似ていることから名前がつきました。深海のサンゴや岩などに付着するクラゲの一種です。体長は15センチほどで、体の端から出す2本の触手で海中のプランクトンを捕まえます。

コトクラゲが見つかったのは室戸市近海の水深140メートル付近。地元の漁師で海の生物の調査活動を続けている松尾拓哉さんのチームが2022年12月に無人探査機を使って傷つけることなく捕獲に成功。生きたまま見つかったのは全国でも数例しか報告がなく、四国では初めてです。

捕獲されたのは2匹で1匹は茨城県の大洗水族館で展示、もう1匹は高知・大月町の黒潮生物研究所で飼育されています。

黒潮生物研究所・戸篠祥主任研究員:
漂っているクラゲたちがいかに深海の海底に住むようになったのか、コトクラゲを調べることでその謎が解明されるのでは

研究所では今後、解剖をして体の構造を調べるということです。

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