高知で全国初『IoPクラウド』農家の栽培データを集約・分析、知事「全国から引き合い」
2022年9月21日(水) PM7時20分
9月21日、全国で初めて本格運用が始まったのはIoPクラウド「SAWACHI」です。高知県内の園芸農家の栽培データをインターネットで一カ所に集めて分析し、最適な栽培方法を各農家に還元する取り組みです。
IoPとは「作物のインターネット」を意味する言葉で高知大学の北野雅治特任教授が提唱。全国トップの普及率を誇る高知県のデータ農業を生かし、県全体で「もっと楽に儲ける」ことを目指しています。
産学官が連携した取り組みで、21日、浜田知事らが出席して行われたセレモニーでは先行運用に参加した農家から「可能性を感じる」などのコメントが寄せられました。
「SAWACHI」は農業を営む人なら誰でも無料で接続可能で、室温など自分のハウスのデータを蓄積できるほか、出荷量や気象データ、農業に関する最新ニュースを見ることができます。
浜田知事:
全国からたくさん引き合いもきている。高知がこの分野では全国のトップランナーという意気込みでさらに前へ前へ進みたい
現在、270戸の園芸農家が接続していますが、県は2022年度中に570戸に増やしたいとしています。