子供たちに“体当たり”で! パラ・車いすラグビー銅メダル 池選手が特別指導【高知】
2022年9月5日(月) PM7時00分
車いすラグビーを体験する子供たち。ボールを慎重に運んでいると…
(タックル)
強烈なタックルを受け、思わずボールを落としてしまいました。
(女の子・6歳)
「すっごいパーンって弾き飛ばされるかと思った」
イオンモール高知で、きのう(4日)子供たちが「車いすラグビー」などパラスポーツを体験するイベントが開かれました。
指導するのは高知市出身で車いすラグビー日本代表の池 透暢選手です。キャプテンとしてリオ・東京と2大会連続でチームを銅メダルに導きました。
(車いすラグビー日本代表 池 透暢選手)
「全然やってみると違うので。やればやるほど今日中に今の3倍4倍上手くなるんで」
迫力あるプレーが魅力の車いすラグビー。強烈なタックルを可能にする「競技用車いす」の特徴とは?
(車いすラグビー日本代表 池 透暢選手)
「競技用はここ(前部分)が頑丈にできているので思いっきりタックルをしたり。後ろに転倒防止の車輪も2つ付いているので後ろには転ばないように。普通の車いすとは全然違いますね」
試合では時速20キロほどでコートを駆け回ります。
(池選手のタックル)
池選手の迫力あるタックルを受けた子供たちは…
(女の子・7歳)
「まず、怖い」
(男の子・2年生)
「前行ったけど強すぎ」
上達してきた子供たちは池選手が所属する高知市の車いすラグビーチーム「高知Freedom」と対戦。鉄壁のディフェンスをなんとかかいくぐりトライを決めていました。
(池選手)
「だんだん慣れてきてどんどん上手くなった」
(女の子)
「もう1回はできんが?」
(池選手)
「また機会があったら体験してね」
(男の子・小4)
「進むのが池選手みたいに早く進めんかってタックルが押し戻されておもしろかった」
(男の子・中1)
「車いすの小回りの効き方がすごく上手くてかっこよかったです」
池選手は2024年のパリ大会を見据え、地元高知の子供たちにパラスポーツの魅力を伝えていきたいと話します。
(車いすラグビー日本代表 池 透暢選手)
「東京パラリンピックが終わって皆さんに競技体験してもらえる機会がなかったので、初めてのチャンスというところでたくさんの人にやってもらいたいと思って。こういう機会には自分の力を精一杯注いで選手と両立しながらやっていけたら」