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News- 高知のニュース

高知市でコメの『二期作』刈り取りの横で田植え「農業を守るのが農家の使命」

現在、収穫期を迎えたこちらの田んぼ。今、たわわに実った稲穂が刈り取られています。その傍らで。

記者:
なんと隣では機械による田植えが行われています

実はこれ、高知伝統のコメ作り「二期作」なんです。高知市介良の中島正根さんの田んぼでは4月に植えた「よさこい美人」を刈り取った後の約1ヘクタールの田んぼで田植えが始まりました。

高知県は同じ田んぼで年に2度、米づくりを行う二期作の発祥地とされていて、古くは江戸時代から行われてきました。戦前のピーク時、二期作は県内の多くの地域で行われてきましたが、コメの生産量を調整する国の減反政策により衰退し、今では、わずかな地域でしか行われていません。

中島さんの田んぼでは海外に9割依存している家畜の飼料となる加工米を作るため約10年前から二期作を開始しました。

二期作を行っている農家・中島正根さん:
どんな時代になるか分りませんが食糧は身近にないといけない。水と空気と食糧は身近にないと人間も動物も大変なので、その為にも農業を守るのが農家の使命だ

8月2日の高知県内は高気圧に覆われて各地で気温が上昇。最高気温は四万十市江川崎で35℃と猛暑日に。香美市大栃で34.8℃、四万十市中村で34.5℃など、全ての観測地点で30℃以上を記録し、環境省と気象庁は県内に今季3回目の熱中症警戒アラートを発表しました。気象情報会社ウェザーニューズによりますと明日以降も県内は広い範囲で厳しい暑さが続くという事です。