運転免許がいらない乗り物 30日から販売スタート “返納後”のシニアに 【高知】
2022年7月29日(金) PM7時26分
運転免許を返納する高齢者をターゲットにした乗り物が高知県の自動車販売店であすから販売されます。
こちらが高齢者を対象とした運転免許のいらない乗り物、近距離モビリティ「WHILL」です。2012年に創業した東京のメーカーが開発しました。
高知県でも初めて高知日産プリンスが販売することになり高知市の店舗でデモンストレーションが行われました。
「WHILL」は最大5センチの段差を乗り越えるパワフルな「モデルC2」と、26.7キロと軽量で折り畳むことができる「モデルF」の2種類あります。
「モデルC2」はスピードが4段階あり一番上の時速6キロを体験します。
玉井 新平アナウンサー
「スムーズな加速で、しかも風を感じるくらい速い。楽しい」
スタッフ
「その声が一番聞きたい」
レバーで進む方向を決め止まる時はレバーから手を離すだけでOKです。
玉井アナウンサー
「スムーズに止まれる安心感がある」
しかし、走る性能に関しては従来のシニアカーと変わりありません。「WHILL」の最大の特徴は小回りにあるのです。前輪の特殊なタイヤは横向きの回転も可能で、その場で360度まわることができます。これによりエレベーター内でも方向転換ができるということです。
主なターゲットは県内に年間3000人近くいる免許を返納する高齢者です。
WHILL日本事業本部・池田 朋宏本部長
「人生100年時代、免許返納後もこうした移動手段がある。皆さまの生活が豊かになる、日本の生活を変えることに貢献できる」
高齢者の移動手段として注目される「WHILL」。高知日産プリンスはあすから県内7店舗で販売を開始します。