高知県が≪ネーミングライツ≫導入へ 「のいち動物公園」など県施設の愛称募集【高知】
2025年6月6日(金) PM6時29分
浜田知事は6日の会見で高知県の公共施設の管理費などを確保するため、初めてネーミングライツを導入すると発表しました。
ネーミングライツは企業や個人が公共施設に愛称をつける代わりに契約料を払う仕組みで、県内ではこれまで高知市で導入されています。県は今回、企業を対象に3施設の愛称を募集します。
高知市の「県民文化ホール」「春野総合運動公園陸上競技場」、香南市の「のいち動物公園」です。年間500万円を最低額に入札方式で契約企業を決定し、採用された愛称は早ければ今年11月ごろから原則3年使用されます。
浜田知事:
「企業に手をあげていただいて広告料的な形で収入が得られ施設運営にプラスになっていく構図は、他の施設でも妥当しうるモデルだと思いますので、順次対象を拡大していくことを検討したい」
また浜田知事は6月13日に開会する6月議会に一般会計の総額で18億5000万円余りの補正予算案を提出すると発表しました。
このうち公共交通を維持するために8億円余りが計上され、経営が厳しい「とさでん交通」の借入金の返済補助などにあてられます。
この他、香南市にある青少年センターの駐車場に防災倉庫を新設する事業費1500万円余りを盛り込んでいます。
6月県議会は6月27日まで開かれます。