大阪のビル放火殺人事件受け実施の高知市・雑居ビル緊急点検 避難に関し72%の建物が不備【高知】
2022年2月17日(木) PM5時00分

25人が死亡した大阪のビル放火殺人事件を受けて高知市で行われた雑居ビルの緊急点検で、全体の7割に避難に関する管理面の不備があったことが分かりました。
去年12月大阪・北区のビルに入るクリニックが放火され25人が死亡しました。これを受け高知市消防局は、去年12月から今月にかけて高知市内にあるビルなど144棟の緊急点検を行いました。対象は大阪のビルと類似した「3階以上のフロアか地下に飲食店や診療所などが入っていて屋内に避難用の階段が1つしかない」建物です。その結果、誘導灯が常時ついていなかったり、避難器具が老朽化していたりと「避難」に関する管理面の不備があった建物は104棟で全体のおよそ72%を占めました。高知市消防局は不備があった建物に対して継続的に指導を行い改善に努めていくとしています。