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News- 高知のニュース

安藤桃子さん、芸能一家で育った生い立ちなどエッセイに・奥田瑛二さん&和津さんとトーク【高知】

高知市帯屋町にある金高堂本店前に集まった多くの人。そこに現れたのが。

安藤桃子 監督「こんばんは。あそこの柱からずっと見てました。ありがとうございます」

高知県在住の映画監督・安藤桃子さんです。

11月5日に発売された自身初のエッセイ集『ぜんぶ 愛。』のトークイベントに登場しました。

エッセイには芸能一家で育った生い立ちや、高知での暮らしなどが綴られています。

安藤桃子 監督「いつも玄関先に誰かからわからないお惣菜とか引っかかってる。1か月後とかに、『それ、うち』と言われて、ありがとうって言って。東京にいるときは誰かから何かもらったら、その人に返す。高知に来てそれをやってたら、めんどくさいきやめてって言われて。あげたものはあげたもの。全然いいがやき、これはもう私の幸せながやきって言われて。じゃあどうしたらいいの?と言ったら、そんなのは巡り巡って返ってくるわえって言われて。これぞ地球、これが本当の愛の節理と思った」

また高知への移住なしではこの本は生まれなかったと、目に涙を浮かべながら語りました。

安藤桃子 監督「あらゆる全てからここに繋がって、生きているなって思えたのは高知の高知家、みんな家族っていう本当に温かいベースがあって、育ててもらってきたことで、このエッセイが1つの形にできたというのは、やっぱり運命だったかなと。結婚して離婚はしたけど、私は高知と結婚して末永く幸せに今も生きていると思いました」

7日は高知市の高知蔦屋書店でもトークイベントが開かれ、東京や大阪などの会場をオンラインでつなぎ、約60人が参加しました。

高知の会場では安藤監督の母でエッセイストの和津さんが。東京からは父で俳優の奥田瑛二さんがリモートゲストとして登場しました。

桃子さん「てか読んだ?」
奥田さん「読みましたよ。1人で読みながら、(笑いながら)こんな感じで読みながらも、君がイギリスに行ったときとかの部分はジーンときた」

このエッセイの主役は父・奥田さんだったと話す安藤監督。奥田さんのある口癖も明かしました。

桃子さん「(子供のころ)きのうの夜ね、幽体離脱したのと言ったら奥田さんは『俺なんかな』俺なんかなが始まりました。俺なんかなはうちのデフォルト。私が大けがして痛いと泣いていたら『俺なんかな』俺なんかじゃないよ、治療してくれよという感じ。全て『俺なんかな』節で『俺なんかな』おじさん」

娘の初めてのエッセイに母親の和津さんは。

安藤和津 さん「(エッセイを読むと)私の知らない、ずっと理解していたつもりの娘ですが、初めて心のうちをのぞいた気がします」

そのほかエッセイの中にも登場する四万十町の老舗糀店による味噌作りなどが行われ、参加者は安藤家とのやり取りを楽しんでいました。

安藤桃子 監督「本当にたくさんの方に楽しんで頂ける、笑える1冊にもなっているので、皆さまぜひ愛を手に取って頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします」

安藤桃子監督の初のエッセイ集「ぜんぶ 愛。」は金高堂書店の高知県内各店、高知蔦屋書店、県内多くのTSUTAYAなどで販売されています。売れ行きは好調で高知蔦屋書店では8日完売。金高堂でも品薄状態になっています。本を確実に手に入れるためには電話での予約がオススメということです。

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