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News- 高知のニュース

「特別なことじゃない」千原ジュニアさんが語るひきこもり 【高知】

高知県がホームページできょう(11日)公開した動画に人気お笑い芸人の千原ジュニアさんが出演しています。動画のテーマは「ひきこもり」です。

きょう公開した動画
『ひきこもりって特別なことじゃないんや。誰でもそれぞれ不安や悩みを抱えてる自分のペースでいいから少しずつ歩いていけばいいんちゃうかな。みんなそう思わへん』

千原ジュニアさん
「パパッとうちの吉本(興業)本社の中庭で撮ったにしてはいい出来ですよね。コスパの高いいい仕上がり」

高知県庁でユーモアを交えこう話すのは人気お笑い芸人千原ジュニアさんです。県が新たに作った「ひきこもり」の人を支援する動画やポスターに起用されました。

これにはある理由が。

千原ジュニアさん
「ずっとこのままじゃあかん、出ていかなあかん、でも出ていかれへんと思い続ける事は非常につらいというのもわかります」

実は、千原さん中学生の時に「ひきこもり」の経験があるんです。学校を休んで数年、部屋に閉じこもっていました。

千原ジュニアさん
「ひきこもった人にはこうやればいいという答えがないから。十人十色、100人100色」

昨年度の調査結果では分かっているだけで県内には700人近いひきこもりの人がいて、このうち就職氷河期にあたる30代40代の割合が46.5%と最も高くなっています。

県はひきこもり経験のある千原さんに協力を依頼し、相談窓口を紹介するパンフレットや動画を作成。パンフレットには千原さんの体験談が記されています。
本人も何が起こっているのかよくわからない状態という「ひきこもり」。千原さんが脱したきっかけは兄のせいじさんでした。

千原ジュニアさん
「せいじ(兄)は吉本(興業)に入って相方がいなくて、そう思ったら家に変なヤツがおるなという事で電話してきた。せいじは俺の事を救おうとか学校に行きたいから、なんとか助けてやろうとかさらさらなかった。なんでもよかった。家を出るきっかけがあれば。まあ、俺を必要としてくれる人がいるならそこに行くしかない」

社会に出るきっかけは人それぞれと話しつつ家族など周りの人を含めた支援の重要性も語っていました。

千原ジュニアさん
「引きこもられている側の藁にもすがる思いの人の力とか勇気になれば。僕がひきこもっていた時にはこういうシステムはなかったのでこれで少しでも楽になる人がいたらいいなと思う」

パンフレットは各市町村や社会福祉協議会などで配布されます。

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