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News- 高知のニュース

世界初!サンゴが”褐虫藻”取り込む瞬間の撮影に成功 高知大などの 研究チーム【高知】

サンゴが死滅して白くなる
”サンゴの白化”に
褐虫藻といわれる
微生物が関係しています。
その褐虫藻を
サンゴの細胞が取り込む瞬間が
世界で初めて確認されました。

透明なのがサンゴの細胞、
丸く茶色いのが
褐虫藻と言われる微生物です。
観察していると…
みるみるうちにサンゴの細胞内に
褐虫藻が取り込まれていきます。

この瞬間を捉えたのは
高知大学と
沖縄科学技術大学院大学の
研究チームです。

高知大学川村和夫名誉教授
「すごい!普通ではあり得ないぞ
 っていうふうに思いました」

細胞内に褐虫藻を取り込み
栄養をもらうことで
生きているサンゴと
サンゴを住処とする褐虫藻は
共生関係にあります。

これまで
サンゴがどのように
褐虫藻を体内に取り込んでいるのか
誰も見たことがありませんでしたが
今回、世界で初めて
その観察に成功しました。

今、全国的に問題となっているのが
サンゴが死滅して白くなる
”サンゴの白化”。

その要因のひとつに
地球温暖化などによる影響で
褐虫藻が細胞の外に出てしまう
ことが挙げられています。

研究チームは
今後サンゴと褐虫藻が
どのような環境だと共生を維持できるのか
メカニズムを解明していきたいと
しています。