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県体実施に向けた新型コロナの検査 専門家に聞く「抗原検査キット」 【高知】

バレーボール大会でのクラスター発生を受け、22日(土)から始まる県体の感染対策として新型コロナの「抗原検査キット」がきのう(17日)高校生らに配られました。
果たしてこの「抗原検査」の精度は高いのか。PCR検査との違いについて専門家に聞きました。

高知県教育委員会は新型コロナの抗原検査キットを8400人分用意し、きのう県体に参加する高校生ら7200人に配布しました。
生徒たちは昨晩それぞれ自宅で検査を実施。エラーや陽性などの反応が出た場合は学校へ連絡し、きょう(18日)県教委から指定された検査協力医療機関でPCR検査を受けることになっています。

高校生たちに配られた抗原検査キットは唾液を採取し、試薬に入れると15分ほどで結果が分かる仕組みです。PCR検査と比較してどのような特性があるのか。高知県感染症対策協議会の会長を務める吉川 清志医師に聞きました。

高知県感染症対策協議会 会長・吉川 清志 医師
「PCR検査というのは非常に感度がよく、無症状の人からもウイルスがのどにいるかどうか発見できる検査。この抗原検査というのは無症状の人にはあまり適用性がない検査キットなので、今回関係者にやるということについて、全く効果がゼロではないが一定の制限がかかると思われる」

さらに感染していないにも関わらず検査で陽性反応が出る「偽陽性」や「判定結果のエラー」に関しても、こう指摘します。

吉川 医師
「キットによってそれぞれ違うと思うが99%でないとしても1%出るとすれば、7000人の検査をすると70人くらいの偽陽性が出るかもれない」
「唾液をとるとか、唾液をキットに流し込むとかいろいろな手順があるが、その手順がうまくいかなかったら『検査がうまく出来ていませんよ』というエラーが出る可能性があるが、頻度はそんなに高くないと思う」

また吉川医師は県内の感染状況を踏まえ、県民や県体参加者がとるべき行動について…

吉川 医師
「一番やるべきことは基本的な感染対策だと思う。二番目にやるべきことは症状が出たら早く検査を受けること」

県教委によりますと抗原検査で陽性反応や判定不可が出た生徒のうち、さらにPCR検査で陽性だった場合は保健所が濃厚接触者を調査し、生徒や部活、学校単位で県体に参加できるかを判断するということです。