新生活で自転車買いたい… 需要高まるも生産追いつかず店頭も品薄状態 【高知】
2021年4月7日(水) PM7時28分
新学期、自転車通学を始める人も多いのではないでしょうか。しかし新型コロナの影響で今、自転車の販売店に異変が起きているんです。
店長
「この部品はあるけど、この部品はないという状態で自転車が全然つくれない」
およそ150台の自転車が並ぶのは高知市にある「サイクルショップいちかわ 天神橋店」です。例年新学期の準備が始まる3月中旬から注文が増えはじめ、4月に繁忙期を迎えますが今年は…
市川 裕介店長
「なかなか売り上げが伸びないですね。(去年と比べて)3割くらい落ちてると思う」
新型コロナの影響でインターネットを使い来店せずに自転車を買う人が増えたため店の売り上げは減少。店内には自転車が余っている…かと思いきや
市川 店長
「去年まではよかったが、今年は生産が追いついていない状態」
新型コロナの影響で世界的に公共交通機関の利用を避ける人が増えたことで自転車の需要が高まったため、中国などの製造工場で部品の生産が追いついていません。
この店でも今年入荷できた自転車は去年の同じ時期と比べてわずか3割でした。なかでも街中での走行とツーリングの両方に適している今流行りのクロスバイクは…
市川 店長
「順番待ちになっていて全国的に不足している。早めにご注文いただいたら順番が回ってくる状況」
深刻な品薄状態を自転車店はこんな工夫で乗り切っています。
市川 店長
「グリップ部分を手に入る部品で代用している」
春休み最後の日曜日、新しく始まる中学校生活に向けて自転車を買いにやってきた親子は。
「ちょうど現物の中でいいのがあったので、入学式に間に合うように」
市川 店長
「新商品が作れない状態で2年くらいは同じモデルを継続していくような感じ。コロナが収まって、平常に戻ってもらうのがベスト」