釘を使わない伝統の技術“組子細工”展 四万十町の古民家カフェで開催中【高知】
2020年11月11日(水) PM6時00分

四万十町の古民家カフェ半平で、伝統の木工技術「組子細工」の作品展が開催されています。手掛けたのは宿毛市に住む組子細工作家、浜中伸也さんです。
木が織りなす細やかで美しい模様。釘を使わず木を組み合わせる伝統技法「組子細工」です。
華やかな赤の背景が目を惹く作品は2020年のよさこい祭りで四万十市のチームが地方車の一部に使う予定でした。
このほか県展のギャラリー賞に輝いたものなど30点が展示されています。
浜中さんは「絵と違って奥行きのある作品なので、見る角度とか見る距離とか照明による影ができる方向で全然見方が変わるのでその辺が魅力」と話していました。
この日は庭でジャズライブも行われました。バンドの中には職人・浜中さんの姿が!
浜中さんは本業の大工をする傍らジャズバンドの一員として活動しています。
この日のライブではトランペットの仲間フリューゲルホルンを奏でました。職人ならではの手先の器用さで細かいメロディーもお手のものです。
組子細工展は11月29日まで開かれていて最終日は浜中さん指導のもと組子細工のコースター制作教室も開かれます。