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News- 高知のニュース

銀歯から白い歯へ!樹脂製ブリッジ「シンボー」5カ月で8万個の大ヒット 保険適用で“3割安”【高知発】

2026年6月にさんさんテレビでも紹介した、高知の企業が開発した歯科材料が、販売開始1カ月で5万個を売り上げる大ヒットを記録しました。

三木優花アナウンサー:
「香南市の歯科材料メーカー『YAMAKIN』にやってきました。奥歯を失ってしまった場合、これまで一般的な治療といえばいわゆる銀歯でしたが、これからは白い歯へ。樹脂性の製品が出来上がりました。保険も適用されます」

歯科材料の分野で国内トップシェアを誇る「YAMAKIN」が新たに開発した製品が、樹脂製のブロック。

このブロックから患者に合わせた歯の形をコンピューターで設計し、3本つながった歯を作り上げます。その名も「シンボー」。2026年6月から保険適用となりました。ブリッジ治療の樹脂材料の開発と保険適用化は国内で初めてです。

YAMAKIN・山本樹育 社長:
「真ん中の歯が失われた時に両側の歯を削りまして、3本の歯をブリッジ形状と呼ばれるんですけどこうやって(はめ込む)」

虫歯などで奥歯を失った場合、その両隣にある歯を削って土台を作り、橋を架けるように人工の歯を固定する「ブリッジ治療」。

これまでは3本の歯を連結する部分の強度が必要なため、銀歯か高額な自費診療しか選択肢がありませんでした。

しかし「シンボー」は樹脂でできたブロックの中心にガラス繊維の芯を入れ込むことで、金属と同じくらいの強度を実現。しかも本物の歯のように感触も色も自然になじみます。

ちなみに、製品名「シンボー」の由来はブロックの中心部に“芯の棒”が入っていることと“辛抱”して研究開発に励んだことからきています。

販売開始の2026年6月1日から保険適用となりました。従来の治療費に比べて3割ほど安くなったことで売り上げも好調な「シンボー」。

YAMAKINの山本社長にその反響を伺うとともに、実際に「シンボー」を使っている歯科医師と患者にも話を伺ってきました。

「シンボー」の発売から5カ月。YAMAKINの山本樹育社長も手応えを感じているようです。

YAMAKIN・山本樹育 社長:
Q歯科業界の反応はいかがですか
「非常に画期的な技術ということで、みなさんに大変大きな注目をいただいています。(銀歯などの)貴金属から約10%ぐらいが置きかわったかなというふうに推測をしています」

販売開始の6月には5万個を売り上げるなど、10月末時点での販売数はトータルで8万個。人気の理由は2つあると山本社長は考えています。

YAMAKIN・山本樹育 社長:
「一つはメタルレスですね。脱貴金属の動きがあるということと、もう一つがアナログからデジタル化への技術の移行が考えられます」

見た目の自然さを求める患者のニーズや貴金属の価格高騰を受け、金属を使わない治療への期待が高まっています。

そしてデジタル化への技術の移行により人工の歯の作り手である歯科技工士の負担軽減にもつながっているといいます。

YAMAKIN・山本樹育 社長:
「一つ一つ技工士が手作業でやっていた作業なんですけど、このシンボーを使うことによってコンピューター上でデザインをして、機械で削るということで、技工士の労働環境の改善にもつながってると思います」

続いては実際の医療現場へ。こちらはシンボーを使った治療を行っている南国ひとせ歯科です。治療を受けた永野さんは。

治療を受けた患者・永野善彰さん:
「前は銀歯かぶせてたんで、奥歯も全部。出来上がってきれいな歯になったなっていう感じですね。特に違和感はないですね」

さらに従来の治療費に比べて3割ほど安くなる保険適用も、うれしいポイントだったと話します。

南国ひとせ歯科では、導入した6月からシンボーを使った治療を10件ほど行ってきました。

南国ひとせ歯科・竹村翼 院長:
Q患者に提案できる治療の選択肢は広がりましたか
「選択肢としてはすごく広がってきて、患者さんにとっても非常にいいことかなと考えています。食事がしづらいとか違和感があるとか、ネガティブな声は特には出てない状況です。あと見た目の部分で全部白くなったというところで、非常に満足されてる患者さんが多いという印象です」

YAMAKINの山本社長はシンボーについて「想定の倍ぐらいのスピードで広まっていっている」と話していました。

ただ課題としては、奥歯以外のブリッジ治療については今も銀歯などの金属が使われているということで、「今は適用部位は限られているが、前歯にできないかなどいろんな研究を進めている。今後もどんどんメイドイン高知の技術と製品を日本全国に広めていきたい」と意気込んでいました。

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