【高知】昭和の巨匠・村野藤吾が遺した全国唯一の知事公邸「保存に向けた議論を」建築団体が県に要望
2026年9月7日(月) PM6時30分
歴代の知事が住む知事公邸の価値を再評価し、未来へ活用してほしいと、高知県内の建築団体らが県に要望書を提出しました。
昭和38年(1963年)に建設され、歴代の知事が暮らしてきた知事公邸。手掛けたのは昭和を代表する建築家・村野藤吾で、彼が設計した全国唯一の知事公邸です。
老朽化も進む知事公邸に関しては県が6月から有識者会議を開き「知事が公邸か他の建物に住むべきか」を協議し、2026年度中に意見をまとめる方針です。
日本建築学会 四国支部長・宮本慎宏さん:
「この度は要望書、並びに知事公邸の保存活用に関する見解を提出させていだきます」
9月7日に県庁で担当者に要望書を提出したのは、日本建築学会四国支部と県内の建築3団体で、知事公邸の価値を再評価し未来へ生かす保存活用を求めています。
団体のメンバーは「巨匠が手掛けた知事公邸は和、洋、モダンの様々な様式を組み合わせた昭和中期の建築で軒を長くして、雨が多い高知の風土に合わせている」など、歴史的・学術的価値が高いと評価。
その上で「何らかの形で活用してほしい」と訴え「保存に向けた議論を」と呼びかけました。
県は建物の保存・活用は「知事が今後どこに住むか」の方向性が出てからの検討になるとして「要望書はその参考にしたい」としています。










