遺族「納得ができない」 小4プール事故、元校長に禁錮2年・執行猶予4年の有罪判決【高知】
2026年6月17日(水) PM7時18分
高知地裁・田中良武 裁判長:
「被告人を禁錮2年、4年間その刑の執行を猶予する」
凰汰さんの父親:
「納得ができない」
息子を亡くした遺族にとって受け入れがたい判決でした。高知市立長浜小学校4年生だった松本凰汰さん。2024年7月、学校のプール授業で溺れて亡くなりました。
2024年、長浜小学校はプール設備が故障したため、近くの南海中学校で水泳授業を実施。しかし、小学校のプールより水深が深く、1回目の授業では凰汰さんを含む泳ぎが苦手な3人が溺れかけたことも。
担任は、校長にその事実を伝えた上で他の小学校での水泳授業を提案。しかし、校長から安全対策の指示はありませんでした。
そして迎えた3回目の授業で、凰汰さんはプールの底で同級生に発見され亡くなりました。凰汰さんの身長は学年で最も低い116センチで、発見場所の水深は132センチ。浮き具はつけていませんでした。
検察は、学校側が十分な安全対策をとらなかったとして校長の中村仁也被告(56)と教頭や担任、合わせて4人を業務上過失致死の罪で起訴。2025年11月の初公判で中村被告は起訴内容を認めました。
2026年4月、検察は禁錮2年を求刑し、弁護側は罰金刑を含む寛大な判決を求めました。量刑を争点にした6月17日午後3時の判決。中村被告は黒のスーツと紺のネクタイ姿で出廷しました。
中川果歩 記者:
「中村被告は判決が言い渡された際、表情を変えることなく前をまっすぐ向いていました」
判決で田中良武裁判長は「校長は中学校のプールが児童にとって深いことを確認し、事故の危険性を十分に認識していたが、教員に対し安全を確保する指導を怠った。わずか9歳でその人生を終えた被害者の無念と悲しみは余りある」と指摘。
罰金刑は相当ではないとし、禁錮2年・執行猶予4年の判決を言い渡しました。










