【高知】25人を盗撮 元警察官(52)に執行猶予付きの有罪判決 高知地裁
2025年10月2日(木) PM7時07分
盗撮を繰り返した罪に問われていた元警察官に、高知地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。性的姿態等撮影の罪に問われていたのは高知県警の元巡査長・西岡義仁被告(52)です。
判決によりますと西岡被告は2025年6月、高知市の店舗などで靴の中に隠した小型カメラを使って25人のスカートの中を盗撮しました。西岡被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていましたが、警察が押収したマイクロSDカードからは約1000回分の盗撮動画が確認されていました。
2日に開かれた裁判で高知地裁の奥野育美裁判官は、西岡被告が「撮る行為自体に快感を覚え再度撮影してみたいという欲求が生じ、去年にも同様の罪で罰金に処せられた」、犯行がばれないように「自ら小型カメラをネットで購入し犯行に及んでいてより悪質の度合いが進んでいる」「被告人の刑事責任は軽視できない」と指摘。
一方で西岡被告がカウンセリングに通う意思があり、再就職して更生する意欲を示しているなどとして拘禁刑1年6カ月執行猶予4年の判決を言い渡しました。