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News- 高知のニュース

金メダリストの妹の目標は姉のさらに上!「五輪2連覇」夢膨らむ高知のレスリング

高知が誇るレスリングの金メダリストが、週末のスポーツイベントにそろって登場。体験教室から未来のメダリスト誕生を予感させる大会まで、まさに“レスリングウィークエンド”となりました。

まずは28日(土)。香南市で行われたレスリング体験教室に登場したのは、パリオリンピックの金メダリスト・桜井つぐみ選手と清岡幸大郎選手です。

3歳から中学3年生まで、100人を超す参加者が集まりました。清岡選手が「さぁ構え!」と号令をかけると、気分はもう格闘家。構えが「さま」になっています。

そして、レスリングの醍醐味と言えば「タックル」!相手が大人でもなんのその。メダリスト直伝のタックルで華麗に相手を倒します。小さい子どもからのタックルに、さすがの桜井選手もかないません。

3年生:
「ただ倒すだけかなと思ってたら、バトルしたり練習したりして、金メダルの人と一緒にできて楽しかった」

4年生:
「レスリングは初めてだけど、とても楽しかったです」
Q.今やっているスポーツは?
「バスケをやっていました。バスケもやりたいけど、レスリングもやって強くなりたい」

そして29日(日)には、2人の名前を冠にした「第1回 桜井つぐみ・清岡幸大郎杯 ジュニアレスリング大会」が香南市で開かれ、園児から中学生まで全国12府県の185人が階級別に熱戦を繰り広げました。

6月に全日本選抜で優勝し、初の世界選手権出場を決めた清岡選手。子供たちの姿に自分のジュニア時代を重ね合わせていました。

清岡選手:
「自分の名前を付けた大会に出ている子たちから、同じようにオリンピックに夢を持って、次にまたこの試合に出た子たちの名前が付いた大会ができたらすごくうれしい。来年、世界選手権チャンピオンというタイトルも持ってもう一回帰ってきたい」

桜井選手はこの春から高知に拠点を移し、高知レスリングクラブでジュニアの指導にも携わっています。初めての試合に臨む「教え子」に熱い声援を送っていました。

桜井選手:
「実際に自分も関わらせてもらって一緒に練習している子なので、かわいいなと思いながら(応援した)。今後もこの大会をきっかけにオリンピック目指したいと思ってくれる子が増えたらうれしい」

小学5・6年の42キロ級で優勝した津田明さんは、桜井選手と清岡選手に会うために広島から参加しました。

津田明選手:
「とても圧があって目指したくなる選手です。自分の力や実力を見てもらったことに感謝しています」

中学生女子53キロ級では、つぐみ選手の妹・桜井つきの選手(野市中2年・13歳)が優勝しました。試合中にはつぐみ選手が「落ち着け、落ち着け」と声援を送っていました。

つきの選手:
「自分の地元でもある香南市でやれたことがすごくうれしくて。最高の結果を出せたので良かったです」

つきの選手は、7月にキルギスで開催されるU15アジア選手権に日本代表として出場します。改めて将来の目標を聞くと。

つきの選手:
「オリンピックに出て2連覇することです。ブリスベンを目指して年齢的にも行けるなと思っているのと、姉の目標をさらに上を目指したい」

高知に根付き始めたレスリング文化。新たなオリンピックメダリストの誕生に期待です。

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