天皇杯・激戦“四国対決”で高知が讃岐に勝利、運命のPKを止めたのは《公式戦初出場》小窪太斗
2025年5月26日(月) PM6時44分 <PM11時50分 更新>

プロ・アマの垣根を超え日本最強のサッカーチームを決める大会・天皇杯で、高知ユナイテッドの初戦の相手は5月のリーグ戦「土讃戦」で苦杯をなめさせられたカマタマーレ讃岐。PK戦までもつれこむ激戦でした。
5月24日、敵地・Pikaraスタジアム(丸亀市)での一戦。試合前から両サポーターは気合十分した。
高知サポーター
「カマタマーレさんということでかま玉うどん食べてカマタマーレさんに勝とうということで約8玉ぐらい(食べた)」
讃岐サポーター
「めっちゃ自信あります。2対0(で勝ちます)」
リベンジか、返り討ちか。両チーム堅い守りを見せ0対0で折り返した後半5分。コーナーキックから高野のクロス、クリアボールに岡澤、最後は新谷のヘッドと見事な攻撃で高知が先制に成功します。
しかしその9分後、讃岐の鮮やかな連携がハマり同点に。そのまま決着がつかず、30分の延長戦へ突入します。
同点のまま迎えた延長後半3分、左サイドからパスをつなぎ上月翔聖が値千金のミドルシュートで次の1点は高知に。
勝負あったかと思われましたが、また同点に。延長戦でも勝敗は決まらず、運命のPK戦へもつれ込みます。
両チーム3人が成功し、迎えた讃岐の4人目をPK戦を見据え延長戦から投入されたキーパー小窪が止めます。
高知があと1人決めれば勝ちという場面でキッカーは佐々木敦河がゴールを決めました。
高知が激闘を制し2回戦へと駒を進めました。
佐々木敦河選手
「自分が(PKを)決めたら勝ち、終われるという楽しみが自分の中で強かったので、あまり緊張とかはなくて、あとは決めるだけだった。決められてよかったです」
小窪太斗選手
「PKはキーパーの見せ場だと思っているので、そこで止められたことは自分としてはうれしい」
最後にPKを止めた小窪選手は大学を卒業し今年ユナイテッドに加入したばかり。この試合が公式戦の初出場でした。
PKでの起用について監督は「練習で一番PKを止め、一番反応が早かったの」ためと話しています。
高知ユナイテッドは天皇杯2回戦で6月11日、神戸で2024年の天皇杯優勝チーム、J1のヴィッセル神戸と対戦します。