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News- 高知のニュース

「元課長補佐の証言は虚偽」元課長改めて無罪主張 奈半利町ふるさと納税汚職差し戻し裁判【高知】

奈半利町のふるさと納税をめぐる汚職事件の差し戻し裁判で元課長の被告人質問が行われ、賄賂を受け取った罪について改めて無罪を主張しました。

この事件は奈半利町の元課長森岡克博被告(50)が元課長補佐と共謀しふるさと納税の返礼品を扱う水産会社から179万円を受け取った受託収賄などの罪に問われているものです。

森岡被告(50)は受け取った金は水産会社でアルバイトをしていた息子らの作業報酬だったと受託収賄について無罪を主張。

一審の高知地裁は受託収賄は無罪、住民票の嘘の異動届を提出した罪については懲役1年の実刑判決を下しましたが検察・弁護側はともに控訴しました。

二審の高松高裁は「賄賂の認識があった」とする検察側の主張を認め、審理を高知地裁に差し戻していました。

今年3月の差し戻し裁判の初公判で森岡被告は改めて受託収賄について無罪を主張。しかし、差し戻し審で実刑判決を受けた元課長補佐が「森岡被告から金になる話はないか」と要求された、「警察の捜査が始まったころ口裏合わせの連絡がきた」などと証言しました。

5月21日の被告人質問で森岡被告は証言について虚偽だと否定。「一審で私が無罪、元課長補佐が有罪になり、恨んでいるのではないか。元課長補佐は当初か自分の利益のために私を巻き込んで利用したと思う」と話し、改めて無罪を主張しました。

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