旧統一教会に解散命令「心から歓迎、今後も注目を」被害者団体高知代表・橋田達夫さん
2025年3月25日(火) PM6時55分
3月25日、東京地裁は旧統一教会に解散を命じる決定を出しました。被害を訴えてきた南国市在住の橋田さんが思いを語りました。
橋田達夫さん:
「解散命令が出ました。ありがとうございました。関わってくれた皆さんに本当にお礼を言いたい。これからがスタート」
旧統一教会をめぐっては高額献金などの問題を受け、2023年文部科学省が教団に対する解散命令を請求し、教団側は全面的に争う姿勢を示していました。
2025年1月に実質的な審理を終了した東京地裁は25日、旧統一教会に対して解散を命じる決定を出しました。
高額献金や霊感商法など「民法上の不法行為」を理由に裁判所が宗教法人の解散を命じたのは初めてです。
解散命令を受けて25日、県庁では高知の被害者団体の代表で南国市在住の橋田達夫(67)さんが声明を発表しました。
旧統一教会の被害者と支援者の会高知代表・橋田達夫さん:
「解散命令を出したことは統一教会問題の解決に向けて、極めてかつ重大な影響を与えるものであり、心から歓迎します。統一教会は解散命令を真摯に受け止め全国の全ての被害者に対して経済的、精神的被害を与えた責任を認め、謝罪し賠償責任を果たすことを求めます」
元妻が多額の献金を行い、長男が自ら命を絶つなど家庭が崩壊したと訴えてきた橋田さん。顔出し、実名で活動してきたことについては…
旧統一教会の被害者と支援者の会高知代表・橋田達夫さん:
「本当にもう苦しくて、だけど顔出さないで仮名でやっても意味がないと僕自身わかってた」
今後は全面的な解決に向けて、県民にもこれまで以上にこの問題に注目して欲しいと呼びかけた橋田さんは、被害者と共に戦っていきたいと決意を語りました。
旧統一教会の被害者と支援者の会高知代表・橋田達夫さん:
「被害者の方からいろんな情報をいただいて、被害者の輪をつくっていって全国にもっていこうと思っています」
旧統一教会の被害者と支援者の会・高知の連絡先は080ー8143ー2287です。
毎週火曜日と金曜日の午前10時から正午まで相談を受け付けているということです。