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News- 高知のニュース

「薬学を学ぶ大学がないので」土佐塾高生が薬剤師の体験会に参加【高知・近森病院】

高知市の高校生が入院患者に薬を提供するなど、薬剤師の体験会に参加しました。

白衣に袖を通しているのは病院の先生ではなく土佐塾高校の生徒2人です。
「親が薬剤師で身近な仕事だったんで、なってみたいなと思いました」

2人がやってきたのは高知市の近森病院が県内の高校生向けに去年から行っている薬剤師の体験会です。

生徒たちは、がん患者の治療に当たる院内の科学医療センターへ。ここでは感染症予防のため、医療用のガウンを身にまとった薬剤師が点滴に使う薬液を注射器を使って配合していました。

高校生たちがダミーの抗がん剤を使って配合に挑戦しますが、特殊な注射器の扱い方は簡単ではありません。高校生たちは、圧力を加えすぎると薬剤が輸液に吹き出してしまい危険なことがあるといった説明を受けていました。

飲み薬などを調剤する院内薬局です。

医師が書いた処方箋のデータをもとに機械が素早く自動的に包装していく工程を高校生たちは真剣な表情で見ていました。

土佐塾高校2年・西本亘さん:
「見た目は簡単だけど、することが難しいなと思いました。高知県に薬学を学ぶことができる大学がないので、県外で学んで高知県に帰ってきて貢献できたら」

近森病院・筒井由佳 薬剤部長:
「見えていなかった薬剤師の仕事を知っていただいて、これから未来の選択していく上のひとつの選択肢に病院薬剤師もあがるといいなと思います」

生徒たちは実際に働く薬剤師を見て自分が将来働く姿をイメージしていました。

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