画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

全国学力テスト、高知の中学校が苦戦 数学の差が拡大で県教委「授業外・放課後の取り組みが必要」

2025年4月に行われた全国学力テストの結果が公表されました。高知県内の中学校の国語と数学の正答率が全国平均を下回りました。

2025年4月に小学6年と中学3年を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」。高知県内では公立の小中学校など265校が参加し、国語、算数・数学、理科の3教科と、学習環境などに関する質問調査が実施されました。

31日は正答率の全国平均と県内の差が公表され、小学校は
▼国語 +1ポイント
▼算数 +0.5ポイント
▼理科 +1.5ポイント
と、いずれも全国平均を上回りました。

一方で中学校の国語と数学は全国平均を下回る結果に。国語は2024年より差が縮まり改善が見られましたが、数学はマイナス4.2ポイントと差が広がり悪化しました。

▼国語 -1.2ポイント(前年度:-2.1)
▼数学 -4.2ポイント(前年度:-2.6)

理科は国際的な学力調査でも採用されているIRTスコアで示され、全国標準の学力だったということです。

中学校の数学で全国との差が悪化したことについて、県教委は、知識・技能の定着に課題が見られるとした上で次のように述べました。

県教育委員会 小中学校課 高橋励 課長:
「授業だけで十分に定着しきることが大事なところではありますけど、さらに定着ということになれば、授業外・放課後等も含めてそういった取り組みが必要になってくる」

また、生活習慣に関する質問調査の中で、授業以外に勉強を「全くしない」と回答する中学生の割合が年々増加していることから、県教委は家庭との連携を取りながら「授業外学習の習慣化」を進めていくとしています。