3月5日は「サンゴの日」土佐さんごまつり名作コンテスト開催【高知市オーテピア】
2025年3月5日(水) PM7時15分
3月5日は語呂合わせで「サンゴの日」です。これに合わせて高知市で、サンゴの工芸作品が展示さています。
全高知珊瑚協同組合連合会は毎年サンゴ文化の継承と職人の育成を目的に「土佐さんごまつり名作コンテスト」を実施。5日、受賞作品の展示が高知市のオーテピアで始まりました。
こちらは最優秀賞にあたる高知県知事賞に選ばれた高知市の山本慎太郎さん(27)の作品「叶」です。わずか5センチほどのオブジェで、今年の干支・ヘビや桜が細かく彫りこまれています。
高知県知事賞山本慎太郎さん:
「(出品して)8年目なんですけども、肩書きの一つとして(賞が)とれたかなと思います。これからもいろんなものを作って多くの人に見てもらって、高知にこういうのがあるよっていうのを知ってもらえればなと思います」
さらに土佐市の岡林秀豊さんがサンゴを削って作った指輪も高知県知事賞に選ばれました。宇宙がモチーフで青い宝石と赤いサンゴを組み合わせています。このほか20代から80代の職人が制作した受賞作品およそ60点が展示されています。
高知県沖には良質なサンゴが生息していて室戸市や土佐清水市で漁が行われています。連合会によりますと全国的にサンゴの採取量は減少傾向にあり、原木の価格が15年前からおよそ3倍に高騰しています。
そんな中でも職人たちは技を磨き続けています
清岡光二実行委員長:
「20代の若い職人さんたちがいるのでテーマの捉え方も新しいですし、斬新なデッサンもありますし、そういったところを注目してみていただけたらいいなといふうには考えています」
この展示は9日日曜日までで、来場者が決める「ユーザー賞」の投票も行われています。