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News- 高知のニュース

三宅香帆さん(高知市出身) 新書大賞に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

高知市出身の文芸評論家・三宅香帆さん(31)の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が2月10日、「新書大賞2025」に選ばれました。

同賞は中央公論新社が主催。1年間に刊行されたすべての新書から“その年「最高の一冊」を選ぶ賞”です。

2024年4月発売の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)は日本の労働と読書の歴史をひもときながら、仕事などで忙しい日々の中、どうすれば自分らしく生きられるのかを探る内容で、30万部を突破するベストセラーとなっています。

三宅さんは高知市の朝倉第二小学校から高知学芸中学・高校を経て、京都大学文学部に進学。東京のリクルート社でWEBマーケティングに従事した後独立し、現在は京都在住です。

自らを「読書の虫」という三宅さん。母校の朝倉第二小学校は朝の読書タイムなど読書教育を推進していて、本好きの原点は「高知での小学校時代にある」と公言しています。

新書大賞2025は、2023年12月~2024年11月に刊行された1100点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い100人の投票をもとに決定されました。

三宅さんは新書大賞史上、最年少、初の平成生まれの受賞者。同賞の特設サイトで「やはりみんな、仕事とスマホだけの生活でいい、と思っているわけではないということだと思います。コスパやタイパの流行を再考する流れが来ているとは以前から感じていましたが、そうした時代の気分に合ったのかもしれません。」とコメントしています。

*写真は2024年9月・高知市で撮影

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