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News- 高知のニュース

演奏直後「地震まもなくきます」とアナウンス。隣のビルに避難《高知市で訓練コンサート》

もしも音楽のコンサート中に巨大地震が起きたら…高知市のホールでこんなことを想定した避難訓練が行われました。なお、映像の中で緊急地震速報の音声が流れます。

美しい弦楽の調べに耳を傾ける観客たち。1月13日、高知市の県民文化ホールでちょっと変わったコンサートが行われました。その名も「避難訓練コンサート」。

南海トラフ地震など巨大地震が起きた際観客と出演者を安全に避難させることを目的に県民文化ホールが一昨年から行っていて今回で2回目です。

ステージでは高知ジュニアオーケストラのメンバーや講師がいつもの通り演奏をしていますが、実は観客はいつ地震が発生する想定なのか知らされていません。コンサート開始からおよそ30分後観客が拍手を送ったその時

地震アナウンス:「地震まもなくきます」
津波の音が流れ、座席で身を守る観客。

訓練は大きな揺れのあとおよそ10分後に2mの津波が押し寄せてくるという想定で行われました。揺れが収まったあと参加者は職員の誘導に従いホールの外へ避難。隣の5階建てのビルの屋上へと階段を上り…

階段誘導:
「足元気を付けてお上がりください。ゆっくりゆっくり、前の方に続いてお進みください」
避難開始からおよそ8分後、観客も出演者も全員が避難できました。

高知市の家族・
母:「去年も参加したんですけど、去年より誘導のアナウンスが的確で聞こえやすくて良かった」
娘:「もしこれが本番だったら、もう少し隠れるのを早くしなきゃいけなかったなと後悔していました。とりあえず自分の命を守れるように頑張りたい」

高知市74歳女性:
「もっと大勢の人がいる時にも揺れて、誘導してくださる方とか、こっちだよって言って下さる方とか、いらっしゃるのかなと思って。それがちょっと疑問に思って。これだけ手厚く誘導して下されば安心は安心なんですけど」

参加者から集めたアンケートには「館内放送と誘導する職員の声が重なり聞き取りづらかった」などの意見が寄せられ、主催者は今後の対策に生かしていくとしています

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