高知出身で世界的に活躍するフィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんの新作フィギュア展が高知市で開かれています。

三木優花アナウンサー：
「デハラさんが作るユニークなキャラクターフィギュア。今回の新作ストーリーの主人公は井出島静」

ファウストギャラリーで開かれている個展のタイトルは「井出島静はデカいOL」。主人公の井出島静はごく普通のOLですが身長186センチという設定です。生きづらさを感じる今の世の中を軽やかに生きる主人公を中心に、会社の同僚や上司など個性的なキャラクターが並びます。

「シャリ蔵」という名のこのフィギュアは板前ロボット。彼が腕を振るう寿司屋は井出島静の行きつけで、彼女は次第に「シャリ蔵」に惹かれていくという設定です。

それぞれのフィギュアにはキャラクターについての説明が添えられていて、主人公をめぐる人間関係がわかります。現実離れした空想の世界なのになぜか実在しているように感じさせるキャラクターたちは「生きづらい」と言われる世の中を軽妙に表現しています。

フィギュアイラストレーター・デハラユキノリさん：
「ちょっと極端な人とか面白い人とかを参考にして自分のフィギュアに生かしているので、その面白い人たちって大体高知で会った人が多いので、あんたたちがこうなったんだよ！っていうふうに見てもらいたいです」
Q.今回はどのキャラクターに？
「今回は「竹山センム」高知で飲んだことがあるおじさんを少し参考にしています」

「デハラワールド」全開のこの個展には40点あまりのフィギュアのほかポスターや絵画も展示されています。デハラユキノリさんの新作個展は1月13日まで開催されています。