《死んだ野鳥から鳥インフル陽性反応》「高病原性」の疑い…遺伝子検査へ【高知・安芸市】
2024年12月25日(水) PM7時29分
高知県安芸市で死んだ野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が確認されました。「高病原性」の疑いが持たれています。
12月24日夕方、安芸市赤野で住民が死んだ野鳥を発見し、県に通報しました。県によりますとノスリの成鳥1羽で、簡易検査の結果「A型鳥インフルエンザウイルス」の陽性反応がありました。感染力が高い「高病原性」が疑われるため、県は25日遺伝子検査のため国立環境研究所に検体を送りました。
県は発見場所から半径10キロ以内となる区域を「野鳥監視重点区域」とし、異常な野鳥がいないか監視を強化します。県によりますと発見場所の半径3キロ以内に100羽以上を飼育する養鶏場はなく、100羽以上を飼育する県内57の養鶏場にも異常はないということです。
鳥インフルエンザは野鳥観察など通常の接し方では人に感染しないと考えられています。
県鳥獣対策室・刈谷嘉秀企画監:
「今後野生の鳥の監視強化をしていくということになります。絶対に素手でさわらないように」
県は正しい情報に基づいた冷静な対応を呼びかけています。検体は27日研究所に到着。遺伝子検査は1週間ほどかかるということです。
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