画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

「(森木投手は)かなり大きな壁にぶつかってます」阪神タイガース・藤川球児監督&森木インタビュー

阪神タイガースの藤川球児監督が地元・高知への思いを語りました。そしてプロ3年目・森木大智投手に現在の心境と来シーズンの抱負を聞きました。

安芸市で行われている阪神タイガースの秋季キャンプ。11月11日の練習終わりに藤川球児監督に話を聞きました。会話の端々に見えたのはふるさと高知への思いでした。

藤川球児監督:
「僕も今回ユニホームを着ることになりましたけど、ここまでは本当にプロ野球のチームが(高知に)来てくれることに感謝をしていました。なので県民の皆さんもプロ野球のチームが高知でキャンプをはってくれるということに、ある意味で感謝して、ぜひ高知のおきゃく文化を精一杯利用して、来てくれた県外の皆さんに対して高知の良さをどんどんアピールしてもらいたい」

その言葉通りキャンプ中、取材に来た報道陣に藤川監督の発案で用意された弁当が振る舞われたこともありました。11月7日にはかつおのフレークなど高知の食材をふんだんに使ったスパイスカレーが登場。高知の食材を使って高知の店が作った料理でもてなしました。

藤川球児監督:
「もちろん高知県が僕の地元で、僕も18歳で(高知を)出ましたけど、それこそ高知ファイティングドッグスにいる間、この高知の街中ですごく皆さんにお世話になって、料理も食べさせてもらうことがあったりして。そこで高知の地場産品の良さを各メディアの方に、もし口に運んでいただけたらまた高知県の発展になるかなと」

そして同じ高知出身で高知高校からドラフト1位でタイガースに入り、来シーズンからは育成契約になる森木大智投手にも言及しました。

藤川球児監督:
「(森木投手は)かなり大きな壁にぶつかってます。県民の皆さんの応援だとか、森木自身がもう一度、二度、三度と自分を見つめ直して、彼自身が成績を残さなければ皆さんの目の前で投球するというのはすごく難しいです。それぐらいプロの世界というのはレベルが高いので、はい上がってくるのをじっと待つというかね、やってほしいなと思います」

このあと森木大智投手本人の胸中を知るため、単独インタビューを行いました。

森木大智投手:
Q高知に帰って来た時落ち着く?
「落ち着く部分は田舎というか地元なので、ファンの方々も地元の方ばかりなので、すごく温かみを感じる」

高校時代に思い描いていた理想の姿とプロ3年目を終えた今の姿を比べて思うことはー

森木大智投手:
「少しだけこうなるの嫌だなという想像していた通りになっているというか、ある意味想像した通りになっているという感じはある」

中学・高校時代から常に注目され続けていた森木投手。プロに入ってからは思うような活躍ができず、来シーズンからは現在の支配下選手ではなく、1軍の試合に出場できない育成選手としての契約となります。今の一番の課題は制球力のアップだといいます。

森木大智投手:
「ストライク率をまずは上げていきたいと思ってて、そのためには全体的なフォームのリズムだったりとか、メカニック的な部分がすごくぐちゃぐちゃになってたんで、そこを見直す時間にキャンプを充てています」

試行錯誤しながらキャンプ期間を過ごす森木投手。藤川監督についてはー

森木大智投手:
「食事会場でたわいもない会話というか、すごく接しやすいというか、しゃべってくれる監督なのですごくコミュニケーションをとらせてもらっている。野球を始めたきっかけの人でもありますし、あの藤川さんのまっすぐ、監督のまっすぐを投げたいと思って野球を始めたので(藤川監督を)目指したい部分もありますけど、球界を代表するような投手になりたいというのは今でも思ってます」

森木投手にとって新しい風が吹きそうな予感のプロ4年目。2025年の目標を聞きました。

森木大智投手:
「支配下復帰です!まずそこが一番の目標ですし、そこから一軍で勝てるように取り組みたいと思っています」

最後に地元高知のファンへメッセージです。

森木大智投手:
「ここ3年間ぐらいいい結果を残せていませんが、温かく見守って応援していただけるだけで活力になっているので、来年は覚悟決めて頑張るので応援よろしくお願いします」