横山隆一さんの4コマまんが《フクちゃん》から伝わる戦後の暮らし【高知】
2024年10月10日(木) PM7時30分
高知を代表する漫画家・横山隆一さんが描いた4コマまんが「フクちゃん」。戦後10年間に描いた作品から人々の暮らしを探ります。
「フクちゃん」は高知市出身の漫画家・横山隆一さんの代表作で、戦前・戦後の人々の日常を描いた国民的人気作品です。高知市の横山隆一記念まんが館で10日から企画展「フクチャンとフクちゃん はざまの時代」が始まりました。
企画展では戦後1946年からの10年間に地方紙に向けて連載された4コマ漫画「フクちゃん」の原画を中心に、関連書籍など合わせて195点が展示されています。
こちらの作品は1946年の衆議院議員選挙で女性が初めて参政権を行使し、初の女性国会議員が誕生した当時の様子を伝えています。
横山隆一記念まんが館・大野 雅泰 学芸員:
「登場人物が国会議員になりたいという意気込みを持っているんですけど、自分の家の規則が大事だよとお母さんに注意されるという内容」
敗戦からの民主化という世の中の大きな流れが伝わってきます。
一方、こちらは女性が闇市で仕入れた闇米をキツネの毛皮に隠して持ち帰るというもの。当時、人々は配給物資だけでは生活が厳しく、闇市で米を手に入れていました。
横山隆一記念まんが館・大野 雅泰 学芸員:
「中身としては深刻な、生活に直結するような内容なんですけど、フクちゃんが見ていると、あるあるというか、みんなの共通認識をユーモア(のある内容)に再現しているのかなと思う」
また、会場にはアメリカ兵に向けて「フクちゃん」を英語に翻訳した作品や、キャラクターに起用した企業のポスターなども展示されています。
横山隆一記念まんが館・大野 雅泰 学芸員:
「当時の情勢というものが4コマから伝わってくると思いますので、分からない言葉もありますけれども解説を見ながら楽しんでいただければ」
企画展は12月1日まで横山隆一記念まんが館で開かれています。










