《初の手筒花火を披露》ふるさと室戸まつりで3000発の花火【高知】
2024年10月1日(火) PM7時51分
室戸市の花火大会で2024年初めて「手筒花火」が披露され、圧巻の光景に訪れた人は酔いしれました。
30隻が連なる漁船のパレードで幕を開けた「ふるさと室戸まつり」。毎年恒例の花火大会でおよそ3000発の花火が夜空を彩りました。2024年は初めての試みもー
手筒花火、筒から勢いよく吹きあがる火柱。「手筒花火」です。手筒花火は竹の筒に火薬を詰め、それを「打ち手」が抱えて巨大な火柱を噴出させるもので、愛知や静岡に伝わる花火です。
この花火を企画したのは7年前に静岡から移住した漁師の村崎剛さん。地元に伝わる手筒花火で室戸を元気にしたいと2年前から準備をしていました。9月29日は静岡から応援に駆けつけた「打ち手」6人とともに圧巻のパフォーマンスを披露しました。
高さおよそ10メートルまで上がる火柱からの火の粉を物ともしません。最後は筒の底から「ズドン」と音が鳴って終わります。
手筒花火を企画した寺崎剛さん:
「もう一言。最高です。もうそれだけですね。2年かけたかいがありました。来年も再来年もできる限りずっと続けていきたい。西日本で手筒花火を見るなら室戸っていうようなイメージをつけていきたいかなと思います」
室戸の新たな名物を目指して。村崎さんの思いが室戸の夜を明るく照らしていました。