《食品ロスを削減「もぐもぐチャレンジ」》消費・賞味期限迫る商品から買うとメリットが!【高知】
2024年9月3日(火) PM8時04分
高知で生まれ、今や全国23都道府県のスーパーに広がっている食品ロス削減の取り組み「もぐもぐチャレンジ」を取材しました。
こちらは高知市北本町にあるサンシャイン クレアです。肉のパックにかわいいキャラクターがプリントされたシールを貼り付けています。
松村美男副店長:
「賞味(消費)期限の短い商品お肉とかパンとかそういう商品に貼るようにしています」
食品廃棄を防ぐため消費者に消費期限・賞味期限がせまっている商品から手にとってもらうための取り組み「もぐもぐチャレンジ」です。
このシールを集めると1枚につき1円の子ども食堂への寄付ができたり、お菓子などの景品がもらえるため、社会貢献をしたり、楽しみながら食品ロスを防ぐことにつながります。
スーパーにとっては値引きシールを貼る前に、もぐもぐシールの商品が売れるため、売り上げが確保できます。この双方にメリットがある仕組みを考えたのが…知事室のドアをスレスレで通り抜けて手を振る「もぐにぃ」このキャラクター!!
…と一緒に活動する高知市のデジタルマーケティング企業「アッシェ」の須江勇介社長40歳です。3日、県庁を訪れ浜田知事に「もぐもぐチャレンジ」の取り組みを報告しました。
須江社長は2018年、売れ残った恵方巻きの大量廃棄を知り、サニーマートと1年ほどかけてこの企画を考案。
2019年2月から展開し始めたところ業界内で話題となり、東京や広島の大規模チェーンも参加するなど、今は全国23都道府県の17企業327店舗で導入されています。
アッシェはシールや台紙などの資材を店舗に買ってもらうことで収益化していて、7月末時点でのシールの回収枚数は2209万枚にのぼっています。
浜田知事:
「自分のためではなく、人のためってのはまさしく社会貢献ということ。それがちゃんとビジネスとして回りつつあるというのは素晴らしい」
須江社長は今後、キャラクターの「もぐにぃ」と一緒に行っている食育活動を全国に広げたり、まだ具体的な解決策が見いだせていない家庭ごみの削減にチャレンジしたいと話していました。
須江勇介社長:
「食品ロスっていうワード自体かなり一般化してきて、皆さん興味がすごくあるなぁと思います」
須江社長&もぐにぃ:
「もぐもぐシールの商品をぜひ選んでね」