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News- 高知のニュース

プール死亡事故「気付こうとする意識が抜け落ちたことが大きな原因」高知市総合教育会議で厳しい指摘

7月、高知市の小学4年生が水泳の授業中に死亡した事故を受け総合教育会議が開かれました。市の教育委員からは「責任感」や「リスクマネジメント」を問う声が上がりました。

黙とうから始まった23日の高知市総合教育会議。年に2回ほど市長の招集により教育委員が出席する会議で、今回は長浜小学校4年の男子児童が7月、水泳の授業中に事故で亡くなったことを受け開催されました。

会ではプールのろ過装置の故障により近隣中学校のプールを使用したことなど事故にいたるまでの経緯や状況について市教委から説明がありました。

4人の委員からは厳しい意見がー

西森やよい委員:
「子どもたちの安全を絶対に守るという責任感。何か見落としていないか。子どもたちに危機が迫っていないか。気付こうとする意識がどこかで抜け落ちてしまったそのことが大きな原因であろうと思います」

松下整高知市教育長:
「気づこうとする勇気そんなものを…、子どもたちのために…、使えていなかった…
、ここは非常に反省をしております」

このほか「リスクマネジメントが脆弱」との指摘や、再発防止に向けてさらに詳細な調査が必要との声が上がりました。

市教委は文部科学省が作成したチェックリストにより、学校施設の総点検を行うよう、7月19日付けで全ての市立学校に要請したことを報告。

この夏休み中に、プールなど学校施設の点検を通じて、危機管理について教職員の気付きを促し、安全意識を高めたいとしています。

さらに今回の事故をうけ、今後、プールの安全に関する専門家など第三者による事故検証委員会を設置することを報告。

また、23日付で市教委内に重大事案検証室を新設し、事故の対応について総合調整などを行うことにしています。

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