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News- 高知のニュース

【高知】新型コロナ《第11波》感染者急増…定点あたり19.8人 新変異株「KP.3が増えている」

高知県内でも新型コロナウイルスの感染者が急増中です。いわゆる「第11波」と見られ医療機関のひっ迫を招きかねないとして関係者は危機感を募らせています。

高知市にある玉木内科小児科クリニックです。6月半ばから新型コロナの患者が1週間で10人を超えはじめ、今は30人近くになっています。

玉木俊雄 院長:
「6月の中旬の週から1週間の患者さんが10人、20人、30人と徐々に増えてくる状態です。(今週は)お休みがあった後で3日間で19人ですね」

症状は個人差が大きいといいます。

玉木俊雄 院長:
「もう軽症で全然、接触があったからっていうので、念のためっていう検査をしてほとんど無症状な人から、かなり喉が痛いっていう訴えの方が多い。若くても40度の熱が出たりする人もいれば、症状がない人もいると。読めないような感じですね」

今回の流行では重症化することはほとんどないとされますが、医療現場は危機感を募らせます。

玉木俊雄 院長:
「院内に入ってこられる患者さんでもマスクの着用してない人が目立つようになったんで、着用をお願いするような形になったりとか」
「まだ対応できてる状態ではありますが、これ(コロナ)が爆発すると、ちょっとお断りしなきゃいけないとか、その電話が応対難しくなるとか、そういうこともあり得るかなとは思います」

18日県が発表したデータによりますと、先週1週間(7/8~14)の新型コロナウイルス感染者数は定点医療機関あたり19.8人で、6月最終週と比べて3倍以上と急増しています。去年(2023)以降の感染者数の推移と数字を重ねるとぴったりグラフが重なります。

県健康対策課はこれ以上感染が拡大すると医療機関の特に外来がひっ迫し始める恐れがあると指摘します。

県感染症対策協議会の吉川会長は

吉川清志会長:
「今の増加の状況というのは、昨年のコロナの感染者が増えてるのと全く同じような状況で増えているので、暑くなってきて、エアコンを付けるとか密閉した空間になってきている可能性がある」

現在感染が拡大しているウイルスはオミクロン株の変異株「KP.3」で重症化はしにくいものの感染力は強いとされます。

吉川清志会長:
「高知県でも感染症の情報ではKP.3の中のKP.33が増えているようです」
「やはり感染力は強いけれども、それほどには重症にはならない」

それでは私たちが日常生活で注意すべきことは何なのでしょう。

吉川清志会長:
「すれ違っただけで感染することはありませんので、これまで言われてきた『三密』、『密集』『密閉』『密接』場面、それを避けるようにする」
「たくさんの人が集まるところでは、エアコンをつけるんですけど、換気も注意していただくのがいいんじゃないかと思います」
「高齢の方は重症になるというのははっきりしていますので、それは注意された方がいい。それ以外の学生さんとか、そういう方は感染防御というのは難しいかもしれませんが、症状が出たら早く検査して、わかったら広げないということが大切」
「インフルエンザよりも、高齢の方は重症になるということを注意していただきたい。もうひとつ注意していただきたいのは、暑くなって、みんなの体力が落ちてます。そうすると感染もしやすいので、しっかり寝ていただいて、熱中症に気を付けながら、エアコンを適切に使うとか、そういう基本的な日常生活を注意していただくのがいいと思います」

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