盛山文部科学相が高知大学視察《がん治療に最新栽培技術》「研究成果があがることを祈念」
2024年7月18日(木) PM6時49分
盛山文部科学大臣が18日高知を訪れ、高知大学医学部などを視察しました。
盛山正仁大臣は高知大学岡豊キャンパスを訪問し受田浩之学長から目指す大学像などについて聞きました。その後、医学部の光線医療センターを視察。泌尿器科はアミノ酸の一種を服用した患者の体内にブルーライトを当てると、ガンの部分が赤く光る「光線力学診断」を開発しています。これにより手術の際にガンの取り残しがなくなるもので、担当者から診断に使う機器の説明を受けました。
また、農林海洋科学部では植物のインターネットとも言われる「IoP」のモデルハウスを見学。作物の収量アップを目指すしくみでセンサーやカメラを使ってハウス内の温度や湿度などのデータを収集。高知大はデータを基にAIなどを使って光合成の速度を分析し、農家に栽培管理の情報を提供しています。
視察を終えた盛山大臣は「研究成果があがることを心から祈念している」と挨拶し高知を後にしました。