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News- 高知のニュース

モットーは《笑顔で楽しく踊る》よさこい初参加!四万十市の新チーム 健常者も障害者も《ヨッチョレ》

よさこい祭りに向けて始動です。子どもから大人まで、障害者も健常者も一緒に楽しむ事を目指して結成された高知県四万十市の新チーム、アットホームでほほえましい初練習を取材しました。

スマホの画面を見ながら自主練習に励む中年の男性。
男性「難しい…」

30年ぶりというよさこいに悪戦苦闘です。

カメラマン「どうですか?」
男性「難しいです。昨日初めてこの動画を見て覚えてくれと言われて」

一方こちらは小学2年生の男の子。リズムに合わせて必死に振り付けを覚えています。
小学2年生の男の子:
「ちょっと難しいでーす(どんなところが難しい?)うーん、全部が難しい」

この踊り子達が参加するチームは「四万十市踊り子隊」。地元の住民有志が今回初めて結成しました。

藤村龍介さん:
「踊り子が一週間前ゼロやったんですけど、ここ数日でバタバタっといって15人くらい決まってて」

チーム結成の発起人・藤村龍介さんは地元・四万十市で活動するバンド・南十字星のメンバーです。毎年9月に地元で開催される「よさこい四万十」に地元チームがいないことを寂しく思い、仲間と共にチームを立ち上げました。

藤村龍介さん:
「(チームの)特徴はまず…演奏が生演奏ということ。それと健常者も障害者も一緒になって参加できる」

「右手上げて、左手あげて1、2、3、4」

16日は初練習が行われ、踊り子とスタッフ総勢35人が参加。子どもから大人まで障害のある人も参加し互いに教え合いながら踊りの振りを練習しました。

鳴子&車イス男性「楽しいかえ?」

障害者も健常者も一緒に踊れるチームをつくろうと思ったきっかけは藤村さんの所属するバンド・南十字星が8年前から携わってきた障害者が参加するカラオケ大会です。

藤村龍介さん:
「ショーの最後にソーラン節を僕らが演奏してみんなで踊るっていうコーナーがありまして。自由に踊るんだけど、すごく楽しそうに障害の方が踊っているのを見て。歌だけじゃなく踊りも多分好きで”よさこい出る”って言うたら出たいやろうなと思った」

誰もが参加しやすいように金銭的な負担が少ない事もチームの特徴。踊り子の参加費は小学生3千円、成人7千円、障害のある方は無料です。さらに、地元の企業や社会福祉法人の協力でマイクロバスや地方車用のトラックなども無償で借りる事ができたため、チームの予算を40万円ほどに抑えることができるといいます。

踊り子の女性:
「正直、来る前はちょっと不安やったんです。誰が集まるかも全然わからんし、けど年齢も違うしタイプも違ういろんな人が集まってそれが結構形になっちょう感じがしてすごい楽しかったです」

四万十市踊り子隊実行委員会 毛利修三・会長:
「踊りが下手だとか上手いとか度外視して、みんなが和気あいあいと仲良く楽しめればいいかなと思っております。ぜひ参加いただけますようお願いします」

四万十市踊り子隊は今後、毎週木曜と日曜に練習兼、説明会を行って仲間を募ります。

「笑顔で楽しく踊る」をモットーに今年(2024年)のよさこい祭りに新しい風を吹かせます。

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