3月8日高知市にある専門学校の卒業式が行われ、学生たちが夢の実現に向けて一歩を踏み出しました。

3つの専門学校を運営する高知市の龍馬学園は、3校22学科の卒業生484人が門出の日を迎えました。在校生と保護者が会場に集まる卒業式は5年ぶりです。卒業生を代表して龍馬デザイン・ビューティ専門学校の伊藤瑞樹さんが答辞を述べました。

ビジネスや福祉など専門分野の技術と知識を習得した学生たち。3校の就職希望者のうち内定している学生の割合は92%で、約7割が高知県内に就職します。

龍馬看護ふくし専門学校の卒業生
「実習大変だったけど卒業できて良かったです。みんなから慕われる保育士になりたいです」

龍馬情報ビジネス＆フード専門学校の卒業生
「やっと学校を卒業できて社会人になれるので、うれしい気持ちと不安の気持ちもいっぱいあります。頑張ります（仲間と）一緒に」

龍馬情報ビジネス＆フード専門学校の卒業生
「県内のパン屋さんに就職します。お客さまに笑顔を届けられるようなパン職人になりたいです」

学生4人
「お父さんお母さんありがとう！卒業できましたー！」

一方、2024年創立110周年を迎えた高知市の土佐情報経理専門学校では、コンピュータ会計科など4つの科の54人が旅立ちの日を迎えました。

卒業生謝辞 森田麻菜さん
「私はいい仲間と出会うことができて、とても貴重な時間を過ごせました」

この学校ではほとんどの卒業生が高知県内での就職を決めていて、就職内定率は3月8日時点で94%に上っています。

卒業生に向けて渕勝治校長が「『心技一如』、日々鍛錬し、勉学に励み人への思いやりを大切にしてほしい」とエールを送りました。

葬儀会社で経理
「行事でみんなでワイワイしたり楽しかった。焦るとミスをしやすいのでそこを気を付けて立派な社会人になりたい」

営業職
「検定や資格取得で忙しかったんですが、その中でも楽しい2年間でした。会社に必要とされる社会人になりたい」

目標を胸に、社会へ。卒業生たちは多くの人からの祝福を受け新たな一歩を踏み出しました。