「あ~、赤ちゃん付きや!ドキドキする」のいち動物公園でコウモリの一斉捕獲 数や繁殖状況を調査【高知】
2024年3月4日(月) PM6時30分
高知県香南市の県立のいち動物公園でコウモリの繁殖状況などを調べる年に一度の一斉捕獲が行われました。
エジプトルーセットオオコウモリは、アフリカや中東に生息するコウモリで、のいち動物公園が飼育数日本一を誇ります。3月4日は年に一度の「全頭一斉捕獲」の日。休園日を使って職員らが全てのコウモリを捕まえ、数の把握やケガをしていないかなどを調べます。
のいち動物公園のコウモリは、生まれた年ごとに墨でマーキングされていて、表と照らし合わせることで何年生まれのコウモリが何匹いるのか分かるようになっています。
のいち動物公園 塚本愛子園長
「今年(この1年)生まれたコウモリはマークがない。今年はこれぐらいの繁殖だなあと、飼育環境の良し悪しがよくわかるので(一斉捕獲は)重要だと思う」
そして調査を進めているとこんなシーンが…
(職員)
「あ~、赤ちゃん付きや!捕獲の時に子どもがついているのはドキドキする」
この1年に生まれたマークのないコウモリには、職員が優しく墨でマーキングします。
のいち動物公園 塚本愛子園長
「順調に育ってほしいと思う。(コウモリは)飛んでいてもお互い電波を出しているのでぶつからないとか、本当に不思議な力があるのでそういうものをぜひ見てほしい」
一斉捕獲の結果、コウモリの数は全部で395匹で、新しくマーキングしたのは47匹だったということです。