「土佐甘とう」から適用外農薬成分を検出【高知】
2024年3月2日(土) AM11時40分
JA高知県は3月1日、南国営農経済センター管内の農家1戸が生産した土佐甘とう(甘長とうがらし)から、農薬成分のアセフェートが基準値を超えて検出されたと発表しました。
アセフェートを含む農薬は、オクラやショウガなどに使用が認められていますが、土佐甘とうへの使用は認められていません。
発表によりますと、2月28日、残留農薬の自主検査で、土佐甘とうからアセフェート 0.46ppm(基準値は 0.01ppm)が検出されたことから調査した結果、管内の農家1戸が、ハウスに隣接する自家菜園で害虫防除に使用した散布器具を、洗浄を十分行わないまま、土佐甘とうのハウスで使用したことが判明したということです。
この農家の土佐甘とうは、2月14日から27日まで、県内外の市場等に152.25キログラム出荷されたということで、JA高知県は、この農家からの出荷を停止するとともに、商品の回収をしています。
なお、今回検出された濃度のアセフェートでは、健康被害の恐れはないということです。