【高知】「来て、見て、触って、楽しんで」伝承工芸品展《土佐和紙、土佐打刃物、土佐古代塗》
2024年2月20日(火) PM6時05分
高知県内の職人が手がけた伝統工芸品を一堂に集めた展示会が2月20日から高知市で始まりました。
青いガラスの中に気泡が浮かんでいます。高知の深海をイメージして作られた作品です。
20日からかるぽーとで始まった高知県伝承工芸展。土佐和紙でできたブックカバーや…江戸時代から続く尾戸焼など県内で活躍する13人の職人およそ400点の作品が並んでいて購入することもできます。
年に一度開催されているこの展示会に、2024年新たに参加したのが四万十町の刃物工房・黒鳥鍛造です。国から「伝統的工芸品」として指定されている「土佐打刃物(とさうちはもの)」を展示しています。こちらのブッチャーナイフは切れ味抜群。肉や魚だけでなく木を切ることもできます。
田村優介アナウンサーリポート「この展示会、作品を見るだけでなく、触れることもできるんです。こちらの箸は漆塗りでできた箸なのですが、クルミの殻を粉々に砕いてできたものが塗られているためザラザラしているんですね。なのでこのように…(箸を使って豆を移す様子)つかみやすいんです」
この箸は土佐古代塗とよばれるもの。明治初期から続く伝統の漆工芸で、軽さと丈夫さを備えた実用性が特徴です。値段は1組3000円。
高知県伝承工芸協同組合・池田泰一理事長「ここにある品物はすべて一品一品手作りですので、それぞれ同じと思って見ても、じっくり見ていただくと重さが違ったり、また色合いが違ったりとか色んな品物がありますので、ぜひ来て見て、そして触って、自分のお気に入りのものを見つけて、ぜひそれをまたお家で楽しんで見ていただきたいと思います」
高知県伝承工芸展は2月25日(日)までかるぽーとで開かれています。










