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News- 高知のニュース

【高知】ハマスイ名物《怖すぎる赤鬼》から一転、若手飼育員が《鬼》初挑戦

2月3日、高知市の桂浜水族館で開かれた節分イベント。カピバラも特製の恵方巻きを食べ、一年の健康を願いました。

そんな中、顔に赤い絵の具を塗られているのは飼育員です。節分にちなんで鬼のメイクをしていました。しかしこの鬼、2023年までとはちょっと違います。

桂浜水族館の節分といえば、“コワモテ”飼育員の盛田さん扮する“怖すぎる赤鬼”が名物でしたが、2024年は盛田さんが体調不良のためお休みに。

若手飼育員2人が盛田さんの代わりに鬼に扮することになりました。飼育員の丸野さんが赤鬼。薮内さんが緑鬼。2人とも鬼に変身するのは初めてです。

実はこの2人、結成して2年の「リバーシブル」というお笑いコンビを組んでいます。水族館の公式ユーチューブチャンネルに漫才の動画をアップしたり、館内で不定期に漫才ライブをしたりしていました。

薮内雅英さん
「最後の最後にとんでもないものをしていくことになったなぁと」
実は薮内さんは、約6年働いた桂浜水族館を2月で退職します。この日は2人にとって最後の卒業ライブでもありました。

薮内雅英さん
「場所は離れても、僕はずっと生涯リバーシブルだっていう気持ちなので、最後の漫才もいつもと同じようにお客さんに笑っていただけたら。ファンの皆さんにありがとうって伝えたい」

メイクを終え、漫才ライブをするトドプールへと向かいます。
「どうも~」
元気よく登場したリバーシブルの赤鬼と緑鬼。節分を取り入れたネタで観客の笑いを誘います。

(リバーシブルの漫才)
「解散する理由なんですけどね。まぁよくある方向性の違いってやつですね。彼が南を向いていて、僕は東北東向いている…」
「いや恵方巻き~それ」

ライブのあとも写真撮影に応え、最後までファンサービスを行っていました。結成当時からのファンはー
ファン
「今までで一番仕上がっていました。別れ別れになっても今まで通り裏表のない人でいてください」

薮内雅英さん
「最後の最後にお客さんも笑ってくれて、いいライブできたんじゃないかと思います。ハマスイで過ごした6年近くの出来事は、僕のこれからの人生において財産となるので、どんなことがあってもハマスイで6年頑張ったという気持ちを自信にして、どんなことも乗り越えていこうかなと。本当に皆さん今までありがとうございました」

丸野貴也さん
「手ごたえはありました。すがすがしいです、もう全てが終わったという感じ。寂しさもりますね。相方が卒業で僕が一人になる寂しさはあります」
―――今後はピンで活動?
「そうですね、来年はSASUKEに出ようかと思っています」

会場では“元祖・赤鬼”の盛田さんも2人の様子を見守っていました。

“元祖・赤鬼”盛田勝寛さん
「今年自分が体調不良で出られなかったんで残念だったが、二人が盛り上げてくれてとっても良かったと思います。丸野の赤と薮の緑、いいメイクだったと思います。来年は生きてたらやります。死んでたらできません。それだけです」

2025年は、どんな鬼が桂浜水族館の節分を盛り上げてくれるのでしょうか。

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