高知出身のプロマジシャン《故郷に錦》伝統の“手妻”と西洋のマジックが織りなす公演大盛りあがり【高知】
2024年1月29日(月) PM7時15分
1月28日、高知県香南市赤岡町の弁天座で披露されたのは「手妻」と呼ばれる手品。江戸時代、稲妻のように手を素早く動かすことから名づけられたと伝わっています。
全国でも数人しかいない「手妻師」の藤山大樹さんと藤山大成さんが、日本伝統の奇術を披露しました。公演には高知市出身のマジシャン川上一樹さん25歳も出演しました。
プロマジシャン 川上一樹さん(25)
「(高知公演は)すごくうれしい。自分が成長してから戻ってきたいと(思っていた)という意味で、その姿を見せられるように頑張りたい」
矢野愛優 記者
「開演20分前です。会場は満員状態。子供から大人まで楽しみに待っています」
絵金歌舞伎の口上で幕開け。川上さんは2023年、手妻師の2人や他のマジシャンらとグループ「風花乃会」を立ち上げて全国を回っており、1月28日が高知での初公演です。
会場に訪れていた川上さんが小学4年生の時の担任・津田貴人さんが舞台に…
プロマジシャン 川上一樹さん
「プロマジシャンになりたいと小学生の時からずっと言っていた。いろんな意見があるんですが、先生はずっとそれを応援してくれて『できる、できる。一樹くんなら、なれる、なれる』と」
小学校の恩師 津田貴人さん
「すごく立派になってて、びっくりしました。お楽しみ会でも披露したり、プロのマジシャンになるのが夢で、それはずっと変わりなく」
会場には300人を超える観客が訪れ、日本伝統の手妻と西洋のマジックが織りなす唯一無二のステージに魅せられていました。
小学1年
「楽しかった。」
観客
「ずっとタネがどんなんだろうと見るけど分からない。拍手を忘れる時がある」
「見入ってましたね」
プロマジシャン 川上一樹さん
「江戸手妻が生きるように、それに洋風の手妻が相まって、それぞれの文化が地域の人たちに根付いてくれたらうれしい」
川上さんと風花乃会のメンバーは「想定以上のお客さんに来ていただいた。地元の人から『毎年やってほしい』と言われ、高知の温かさを感じた。今後も公演などを通じて赤岡の新しい名物となれたら」と話しています。